警察の写真要件は、EU の規制に従って国際基準に基づいています。パスポートおよびその他の旅行書類の一般的な性質は、国連の下で運営されている機関である国際民間航空機関 (ICAO) の文書 9303 で定義されています。一方、パスポート写真の詳細な要件は ISO 規格 19794-5 に規定されています。パスポート写真の手順をダウンロード (pdf) ここ。

あなたの同意があれば、フィンランドのほとんどの写真家はあなたのパスポートの写真を警察免許局の写真サーバーに送信し、パスポートまたは身分証明書の申請書に添付することができます。警察に写真を届けた写真家は、固有の写真検索コードが記載された領収書をあなたに渡します。電子パスポート申請書にコードを入力するか、警察の免許サービスポイントを訪れるときにコードを持参してください。必要に応じて紙の写真を使用することもできますが、その場合は電子的に申請を提出することはできません。

現在、写真サーバーに入力された写真は、次のライセンス アプリケーションに添付できます。

• パスポート
• 身分証明書（仮身分証明書を除く）
• セキュリティスチュワードライセンス
• 警備員免許・臨時警備員免許
• 警備員免許証
• 銃器取扱許可

写真フォーマット

• 写真は白黒でもカラーでも構いません。
• 電子的に提供される写真のサイズは、正確に 500 x 653 ピクセルでなければなりません。たとえ 1 ピクセルのずれであっても受け入れられません。
• 電子的に配信された写真は、JPEG 形式 (JPEG2000 ではない) で保存する必要があります。ファイル拡張子は .jpg または .jpeg のいずれかです。
• 電子的に配信される写真の最大許容ファイル サイズは 250 キロバイトです。
• 写真には、過剰圧縮によって生じる JPEG アーチファクトがあってはなりません (圧縮アーチファクト、図 3)。

1) 正しい	2) 正しい	3) 間違っています: 圧縮アーティファクト

写真の技術的特性

• 写真は半年以内のものである可能性があります。
• 写真は、被写体の外見の細部さえも変更するような方法で、または文書の使用に影響を与える写真の信頼性に関する疑惑を引き起こす可能性のある方法で編集することはできません。デジタルメイクは禁止です。
• 写真は鮮明で、顔全体に焦点が合っている必要があります。ぼやけたり、粗くてはいけません。この号では、さまざまなタイプのエラーを取り上げます。
  • カメラの焦点が被写体に正しく合っていないと、写真の焦点が合わなかったり、ぼやけたりすることがあります。 (図5)
  • カメラの解像度が低いと粒状感が生じ、詳細レベルが低下します。 (図6)
  • 写真のコントラストが高すぎるため、細部が失われる可能性があります。
• 写真には色の誤差が含まれていてはなりません (図 7)。たとえば、パスポートの情報ページでは、写真はグレースケール画像としてレーザー彫刻されますが、元の写真がカラーの場合はカラーでチップに保存されます。
• 写真には、実際の顔の比率の光学的またはその他の歪みがあってはなりません。これにより、対象を視覚的または機械的に識別することがさらに困難になります。 (図8および9)
  • 実効焦点距離が短すぎるため、多くの場合、携帯電話やタブレットのカメラでは要件を満たす写真を撮影できません。焦点距離が短すぎると、パスポート写真の他の顔の特徴に比べて、鼻やその他の顔の中心部分が大きく見えすぎます。
  • 35 mm に相当する 90 ～ 130 mm の焦点距離を持つ望遠対物レンズを使用し、十分な距離から写真を撮影すると、最良の結果が得られます。

4) 正しい	5) 間違っています: 焦点が合っていない（ぼやけている）	6) 間違っています: 粒状感、解像度が悪い	7) 間違っています: 色エラー

8) 正しい	9) 間違っています: 光学歪み

寸法と位置

ミリメートル単位で与えられる寸法は紙の写真にのみ適用され、ピクセル (px と略記) 単位で与えられる寸法は写真サーバーを介して配信される写真にのみ適用されます。それ以外の場合、位置決め要件は両方に適用されます。

• 被験者の頭のサイズと位置は、下図の図に従っている必要があります。被験者の頭頂部の上には 4 mm (56 px) 以上、6 mm (84 px) 以下のスペースが必要です。被験者の顎の下には 7 mm (96 px) 以上、9 mm (124 px) 以下のスペースが必要です。被写体の頭は写真の中心にある必要があり、被写体の顔の中心線が写真の中心線から 1.5 mm (21 ピクセル) 以内にずれることはありません。
• 写真の頭のサイズは頭頂部から顎先までを計測しております。髪の毛やひげは頭の大きさに含まれません。写真の頭頂部から顎先までの距離は 32 ～ 36 mm (445 ～ 500 px) である必要があります。注: 同じ寸法要件が、あらゆる年齢の被写体のパスポート写真に適用されます。
• 写真の被写体の頭の幅については、個別の寸法は示されていません。被験者の頭の高さが要件を満たしていれば、頭の幅に注意を払う必要はありません。
• 写真では髪の毛が完全に見える必要はありませんが、そうすることをお勧めします。重要なのは、写真に写る被写体の髪を除いた頭頂部から顎先までの頭の大きさが規定の寸法を満たしているかどうかです。

10) 正しい	11) 間違っています: 頭が高すぎる	12) 間違っています: 頭を横に置きすぎます	13) 間違っています: 写真では頭が大きすぎます	14) 間違っています: 写真では頭が小さすぎる

姿勢

• 開始点は、被写体の頭が写真の中央にあり、顔と肩の両方がカメラに向かってまっすぐに向いていることです。
• 頭はまっすぐでなければなりません。頭を左右、前後に傾けてはなりません。顔とアイラインはカメラに直接向ける必要があります。
• 写真は正面から撮影する必要があります。上、下、横からの撮影はできません。
• 被写体の肩は顔と一直線、つまりカメラに対して垂直でなければなりません。被写体が肩越しにカメラを見つめるポートレートタイプの写真は許可されません。 (図16)
• これらの姿勢要件は、医学的理由により逸脱する場合があります。このような場合には、被写体を最も認識できる写真が撮影されます。被験者が頭をまっすぐに上げることができない場合は、カメラの位置を変更することで正しい位置を達成する必要があります。
• 片方の耳が自然に奥にあったり、小さくなったり、サイズが異なったりする可能性があるため、写真内で両耳が同じように見える必要はありません。

15) 正しい	16) 間違っています: 肩を斜めにします	17) 間違っています: 頭が斜め

18) 間違っています: 首を横に傾けた	19) 間違っています: 頭が前に傾いた

点灯

通常、パスポート写真の撮影で最も難しい部分であるため、照明には特別な注意を払う必要があります。

• 照明は顔全体に均一でなければなりません。顔や背景に影が見えてはならず、光が強すぎて露出オーバーになってはいけません。 (図21および22)
• 照明は赤目現象を引き起こしてはなりません。
• 照明の色は、青みがかったり赤みがかったりするのではなく、自然でなければなりません。
• 写真は露出過剰または露出不足であってはなりません。 (図24および25)

20) 正しい	21) 間違い：○逆光、額の露出オーバー	22）間違っています：○逆光の照明、背景の影

23) 正しい	24) 間違っています: 露出オーバー	25) 間違っています: 露出不足

表情、眼鏡、帽子、メイクアップ

基本的なルールは、顔全体が見えること、特に目がはっきりと識別できることです。

• 顔の表情は中立でなければなりません。
• 被験者の口は開いてはいけません。幼い赤ちゃんの場合は、この規則に関してある程度の余裕が認められる場合もありますが、それでも口が少ししか開いていない可能性があります。
• 目は開いていて、目を細めてはいけません。たとえ小さなお子様であっても目を閉じてはいけません。
• 顔全体が見えるようにする必要があります。たとえば、アクセサリーや髪が顔を覆ってはいけません。目に見える部分には特に注意を払う必要があります。モデル写真 29 では、眼鏡のフレームが被写体の目を部分的に覆っています。この例では、30 個の光の反射がこれを行っています。例 31 では、これはフレームと髪による影によって行われます。最も安全なのは、フレームのどの部分も目に近づけないことです。また、フレームが太すぎて顔の特徴がわかりにくくなってはいけません。メガネはいつでも外して撮影可能です。
• 黒眼鏡と眼帯は、医学的理由の場合にのみ着用できます。
• 宗教的信念または医学的理由がない限り、頭を覆って写真を撮影することは許可されません。ただし、頭を覆うものは顔を隠したり、影を落としたりしてはなりません。
• 被験者は、例えば医学的理由によりかつらを毎日着用する場合には、かつらを着用してもよい。ウィッグにも本物の髪と同じルールが適用されます。つまり、顔、特に目を覆ってはなりません。
• パスポート写真の被写体は、個人の特定が困難にならない限り、化粧をすることができます。包括的なメイクのルールを与えることは不可能です。代わりに、メイクアップの影響をケースバイケースで評価する必要があります。

26) 正しい	27) 間違っています: 額全体が覆われている	28) 間違っています:  スカーフの影

29) 間違っています: 目の上のフレーム	30) 間違っています: 反射	31) 間違っています: フレームと目の上の髪の影

バックグラウンド

明るい灰色が最適な背景色です。ただし、顔、髪、服が背景から目立つようにすることが重要です。通常、被写体のシャツや肌が背景と同じくらい明るいか暗い場合に問題が発生します。これは、許可証書類にレーザー彫刻された写真でそれらを区別できないことを意味するためです。レーザー彫刻は、元の写真がカラーであっても、すべての場合においてグレースケールの画像で構成されます。この問題は、照明を変更するか、背景をより暗いまたは明るい背景に置き換えることによって軽減できます。

• 背景は単色でフラットでなければなりません。
• 背景色は明るく中間色でなければなりません。
• 背景に影が表示されない場合があります。
• 被写体の顔、髪、服装は背景からはっきりと目立つ必要があります。
• 他の人物や物品が表示されることはありません。小さなお子様もサポート可能ですが、人物の一部が写真に写らない場合があります。

32) 正しい	33) 間違っています: 不均一な背景	34) 間違っています: 模様のある背景	35) 間違っています: 背景の影

36) 間違っています: 不均一な照明の背景	37) 正しい	38) 間違っています: 背景におもちゃ、枕	39) 間違っています: 被写体をサポートする人が見える